【茶商小林園/茅ヶ崎市共恵】

サザンファンでは、まず知らないひとはいないというくらいの超有名人が、社長の小林健二氏。桑田佳祐さんとは、子どもの頃からの付き合いで、一中時代は、野球部の先輩と後輩にあたります。弟の政二(しょうじ)さんは、桑田さんとは、幼稚園から中学まで同級生で、野球部のチームメイト。

茶商小林園

「中学時代は野球部で、王や長嶋の真似をしていました。でも野球よりボウリングが得意で、当時茅ヶ崎にあったパシフィックホテルのボウリング場に通い、ジュニアの大会で優勝したほどの腕前です。演歌が好きで、弟と一緒にレコード店に行った時には、前川清のLPを買ったそうです」

と昔を懐かしむように話してくださいました。

小林社長
茶商小林園 小林社長

現在も親交があり、メールでのやり取りもあるそうです。こんなエピソードも語ってくださいました。

「デビューしてしばらくして、わたしと弟が、サザンオールスターズのコンサートへ招待されたことがあるんですよ。横浜スタジアムだったかなぁ。何万人というファンが見つめるステージに立ったとき、思ったことは、桑田くんのお母さんが生きていたら、きっと大喜びしただろうにということです」

私、“勝手にサザン聖地巡り案内人”の長田は、これまで、数多くの桑田佳祐さんのファンにお会いして、話を伺ってきましたが、小林社長ほど、桑田さんのことを熱く語る人物を知りません。

以前、商店街で茅ヶ崎ブランドの自転車を、桑田さんに贈ったときには、きちんとお礼の手紙が届いたとか。「いまの願いは、また昔のようにみんなで焼きそばを食べたいということです」と綴られていたそうです。

そして、全国から注文が来る茅ヶ崎銘茶・茶山(さざん)は、桑田ご夫妻も飲まれたものですが、小林社長が苦労を重ねブレンドした逸品。その当時、茅ヶ崎には、おみやげとして他の街からお見えのお客様にすすめるものがなくて、「なにかよいものがないかな…」と思案し、つくり出したもの。商品名を考えていたとき、

「茅ヶ崎海水浴場(現・サザンビーチちがさき海水浴場)の砂浜が頭の中に広がって、砂山とお茶のイメージが重なったんです」

こうして、“砂まじりの茅ヶ崎”に、みんなに愛されるお茶・茶山が生まれました。

茅ヶ崎銘茶 茶山
茅ヶ崎銘茶 茶山

小林社長は、いわば、“サザンの語り部”。いまも全国から来店するサザンファンに、桑田佳祐さんとの思い出を語り続けています。

【エトアール洋菓子店/共恵】


白いおしゃれな店の自動ドアが開かれると、店内は、まるでお菓子の国に来たかと思うほど、鮮やか。スイーツ好きでない方でも、楽しい気分にさせられるでしょう。

サザンへの熱い思いが伝わるドア

店主の古屋社長は、とにかくサザンが大好き。サザンロール、サザンサブレなど、数多くのサザンをテーマにした商品を生み出しました。

カウンターの奥には、秘蔵のグッズや、桑田さんからのはがきなどが展示されており、古屋社長のサザンを思う気持ちが伺えます。

サザン縁のネーミングを冠したお菓子

30周年記念の際は、ファンのみなさまに、桑田さん、サザンオールスターズへのメッセージを書いてもらい「30周年記念ありがとねボード」を作成し、セール終了後も店頭に展示をしていました。

この「祝30周年!サザンSt.応援セール」では、サザン通り商店街の伝説も生まれました。なんと、開店から3列縦隊、50mの行列ができたのです。ここサザン通りではいまだかつてない壮観な光景。商品も早々に売り切れ、午後には、閉店せざるを得ませんでした。

古屋社長からサザンファン、桑田佳祐ファンのみなさまへ一言。「どうぞ、お気軽に、ご来店ください。一日中、お菓子づくりや接客で忙しくしてますが、夕方でしたら、比較的、落ち着いています。できるかぎり、お話させていただくように心がけていますから」

古屋社長

社長のお客様を大切に思う気持ちは、桑田さんにも負けない深いものかもしれません。